メジャー史上6人目となる快挙「40-40」(40本塁打、40盗塁)を達成し、ついにはメジャー史上初の「50-50」まで視界に入ってきた大谷翔平。日米を震撼させる男は、幾度となく「前人未踏」の領域にその歩を進めてきた。その第一歩、プロ入りは約12年前のこと。北海道日本ハムファイターズが「アメリカ行き」を表明していた大谷を「強行指名」したところから始まった。あのとき、なぜファイターズは大谷を指名し、指揮官・栗山英樹はどう考えていたのか――?
世界トップシェアの企業は、どのような技術で市場競争に勝ってきたのか――。工作機械用CNC(コンピュータ数値制御)装置で国内・海外でトップクラスのシェアを保持するファナック。同社は1956年に民間企業として日本で初めてNC(数値制御)装置を開発し、以来、さまざまな製品によって世界の工場の自動化を推進してきた。その技術のコア部分はどこにあるのか。ファナック FA研究開発統括本部長の野田浩氏に話を聞いた。(前編/全2回)