ヤクザ「仁義なきシノギ」にいよいよ終止符か…特殊詐欺をめぐる新たな動き
今年の5月、指定暴力団の「稲川会」が約3400人の配下組員に向け、最高幹部の名義で特殊詐欺を「厳禁」とする通達をした。高齢者らから多額の現金をだまし取る特殊詐欺が暴力団の主要なシノギ(資金獲得活動)となっていることは周知の事実だが、しかしここに至って、関東の主要団体の一つである稲川会が、このような通達を出した目的はなにか。その背景を追う。
今年の5月、指定暴力団の「稲川会」が約3400人の配下組員に向け、最高幹部の名義で特殊詐欺を「厳禁」とする通達をした。高齢者らから多額の現金をだまし取る特殊詐欺が暴力団の主要なシノギ(資金獲得活動)となっていることは周知の事実だが、しかしここに至って、関東の主要団体の一つである稲川会が、このような通達を出した目的はなにか。その背景を追う。