長崎 被爆体験者訴訟 原告側 市や県に全員の被爆者認定 要望へ

長崎に原爆が投下された際、国が定める地域の外にいたため、被爆者と認められていない「被爆体験者」が訴えた裁判で、長崎地方裁判所は、当時、原告がいた地域の一部で放射性物質を含むいわゆる「黒い雨」が降ったと判断して、44人のうち15人を被爆者と認めました。ただ、地域によって線引きされる形となり、原告側は10日、長崎市や県の担当者と面会し、全員を認定するよう要望することにしています。