「伝える」をいうことを僕に教えてくれたイギリスと21人の生徒たち
専門性の高い科学分野の研究を、一般読者に向けてわかりやすく著した作品に対して贈られる「講談社科学賞」。2017年は、過去の緻密な記録から気候変動のメカニズムに迫り、人類史のスケールで現代を見つめなおした、中川毅氏の『人類と気候の10万年史』が受賞した。なぜ中川氏は専門性の高い分野の知識を一般読者でもわかるように“翻訳”できたのだろうか? その秘密はイギリス・ニューカッスル大学でのある「思い出」が下地になっているという。今回は受賞の言葉としてその当時の出来事を寄稿してもらった。
