北海道内の発電所 異常なく運転継続
経済産業省によりますと、午後10時現在で、苫東厚真火力発電所など北海道内の発電所で異常は確認されておらず、運転を継続しているということです。また、北海道と本州をつなぐ送電線「北本連系線」にも異常は確認されていないということです。北海道内では現時点で大規模な停電が起きているという情報は入っておらず、電力の需給状況も問題は起きていないとしています。
経済産業省によりますと、午後10時現在で、苫東厚真火力発電所など北海道内の発電所で異常は確認されておらず、運転を継続しているということです。また、北海道と本州をつなぐ送電線「北本連系線」にも異常は確認されていないということです。北海道内では現時点で大規模な停電が起きているという情報は入っておらず、電力の需給状況も問題は起きていないとしています。
国土交通省によりますと、去年9月の地震で大規模な土砂災害が発生した北海道厚真町などでは、今のところ新たな土砂災害の発生は確認されていないということです。国土交通省は詳しい状況を調査しています。
経済産業省によりますと、午後10時現在で、北海道ガスなどガス会社の供給設備に被害の情報は入っていないということです。
北海道開発局によりますと、地震による被害がないかを確認するため、午後9時43分から北海道厚真町を通る日高道の苫東中央インターチェンジと厚真インターチェンジの間の上下線が通行止めになっています。
国土交通省新千歳空港事務所によりますと、新千歳空港では、安全確認のため滑走路の運用を見合わせていましたが、午後10時前に2本ある滑走路のうち1本の運用を再開しました。このあとは運航便数が限られているため、運用を再開した滑走路1本だけで対応するということです。
NTTドコモによりますと、北海道内の一部の地域で携帯電話がつながりにくい状態になっているということです。一方、KDDIとソフトバンクによりますと、この地震による通信や通話への影響は確認されていないということです。
NTT東日本によりますと、午後10時現在、北海道内の電話回線や光通信の回線などのネットワークに被害は確認されていないということです。また北海道内では地震発生後、一時、電話がつながりにくい状況が続いたということですが、現在は解消されているということです。
厚生労働省によりますと、午後9時45分の時点で、北海道内で断水など水道の被害の情報は入っていないということです。また、北海道内にある災害拠点病院でもこれまでのところ被害の情報は入っていないということですが、引き続き確認を進めるとしています。
この地震で、通信各社はインターネットで安否に関する情報を登録したり確認したりできる災害用の伝言板サービスなどを始めました。
21日午後9時22分ごろ、北海道で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は胆振(いぶり)地方中東部で、震源の深さは約30キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5.7と推定される。この地震による津波の心配はない。総務省消防庁は、全国瞬時警報システム(Jアラート)で予想最大震度5弱の緊急地震速報を出した。
北海道警察本部によりますと、午後10時現在、震度6弱の揺れを観測した厚真町を含め、道内の各地でこの地震に関する被害の情報や110番通報は入っていないということです。
震度6弱の揺れを観測した厚真町の胆振東部消防組合の上厚真分遣所と、震度5強の揺れを観測したむかわ町の鵡川支署、それに穂別支署は午後9時45分現在、電話がつながらない状態となっています。
北海道で震度6弱の揺れを観測した地震が発生したことを受け、菅官房長官は、21日夜10時前、総理大臣官邸で臨時に記者会見し、これまでに、人的な被害や原子力発電所の異常などの情報は寄せられていないと述べました。そのうえで、安倍総理大臣の指示に基づき、被害情報の把握などに全力をあげる考えを示しました。
NTT東日本によりますと、午後10時現在、北海道内では電話がつながりにくい状況が続いているということです。原因については調査中で、詳しいことは分かっていないということです。
札幌市交通局によりますと、札幌市営地下鉄は午後9時49分現在、すべての区間で運転を見合わせています。
震度5強の揺れを観測したむかわ町役場の職員によりますと、役場の庁舎内では、地震発生と同時に停電が発生し、その後およそ5分ほどして停電は復旧したということです。現在は、役場周辺の町内の街灯なども停電は起こっていないということです。