【動画】ロシアが集中的に動員か クリミアのイスラム教徒は
ウクライナのゼレンスキー政権でクリミア問題を統括する、タミラ・タシェワ大統領代表、クリミア半島の人口およそ12％～15％を占めると見られる少数民族「クリミア・タタール人」です。クリミア・タタール人は、大半がイスラム教徒で、2014年にロシアがクリミアを一方的に併合した際にはその多くが反対したとされています。タシェワ氏は最近ロシア軍がクリミア・タタール人をねらって集中的に動員し、ウクライナ軍と戦わせようとしていると懸念を強めています。タシェワ氏は今月、ゼレンスキー大統領と一緒に、ウクライナ軍に所属するクリミア・タタール人やイスラム教徒の兵士をたたえる催しに参加しました。ゼレンスキー大統領は、兵士たちとともにラマダン期間中の特別な食事の会に初めて参加。来年以降もこうした会合を続け、イスラム教徒に敬意を表していく方針を明らかにしました。この背景の1つには、ウクライナ国内の分断をねらったとされる動画がネット上で拡散していることがあります。ウクライナ兵とされる人物がイスラム教の聖典コーランを破って燃やす動画。ウクライナ政府は、ロシア側による偽情報の発信として注意を呼びかけています。タシェワ氏にクリミアとタタール人の現状を聞きました。
