EVの普及とともに、自動車メーカー自らが保険事業に参入する動きが広がっている。中国EV大手の比亜迪(BYD)が2025年に保険事業を本格展開するなど、メーカーと保険の関係は変わりつつある。こうした潮流の先駆けとして米テスラの自動車保険に注目するのが、2025年12月に著書『AIで拡張する社会: 「知性」「労働」「経済」の未来予想図』(東洋経済新報社)を出版した、野村総合研究所未来創発センター未来社会・経済研究室長の森健氏だ。テスラの事例から見える新たな経済原理や、AI時代の競争を左右する概念「深さの経済」について同氏に聞いた。