再開オフィスは異空間 欧州でコロナ監視ツール、プライバシー保護課題に
世界各国で職場復帰の動きが本格化しているが、欧州各国では出勤した労働者の目の前に、以前と全く異なる光景が広がっている。銀行やオフィス、物流倉庫、工場、空港など至る所で従業員の行動や健康状態を追跡する監視装置が並んでいるのだ。新型コロナウイルス感染拡大抑止が狙いだが、個人への監視が常態化するリスクもはらみ、企業はプライバシー保護と従業員の安全確保の両立という難題を突き付けられている。
世界各国で職場復帰の動きが本格化しているが、欧州各国では出勤した労働者の目の前に、以前と全く異なる光景が広がっている。銀行やオフィス、物流倉庫、工場、空港など至る所で従業員の行動や健康状態を追跡する監視装置が並んでいるのだ。新型コロナウイルス感染拡大抑止が狙いだが、個人への監視が常態化するリスクもはらみ、企業はプライバシー保護と従業員の安全確保の両立という難題を突き付けられている。