社民が公選法の政党要件を維持
21日に開票が行われた参院選で、社民党の得票率が比例代表で2%を上回り、公職選挙法上の政党要件を満たすことが確実となった。
21日に開票が行われた参院選で、社民党の得票率が比例代表で2%を上回り、公職選挙法上の政党要件を満たすことが確実となった。
第25回参院選の投票率(選挙区)は、共同通信社が全都道府県選挙管理委員会の確定投票率を22日未明に集計した結果、全国で48・80%だった。前回平成28年参院選の54・70%を大きく下回り、過去2番目の低さになった。50%を割り込むのは過去最低だった7年の44・52%に次いで2回目。根強い政治不信の表れとみられる。
憲政史上最長の首相在任を視野に入れる安倍晋三首相は、有権者から引き続き政権運営を託された。第25回参院選で与党の自民、公明両党が過半数を得て、国会での安定基盤を確保した。
参院選は21日、開票の結果、比例代表で立憲民主党新人、須藤元気氏の当選が確実となった。
参院選は21日、開票の結果、比例代表で立民新人でアイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバー、市井紗耶香(いちい・さやか)氏の落選が確実となった。
21日開票の参院選の比例代表で、「NHKから国民を守る党」が獲得することが確実となった1議席の当選者は立花孝志氏に決まった。
参院選は21日、開票の結果、比例代表で立憲民主党新人でボーカルグループ「RAG FAIR(ラグフェア)」の元メンバー、奥村政佳氏の落選が確実となった。
参院選は21日、開票の結果、比例代表で「NHKから国民を守る党」が1議席獲得することが確実となった。
参院選は21日、開票の結果、比例代表で立憲民主党の新人、斉藤里恵氏の落選が確実となった。斉藤氏は「筆談ホステス」として知られる。
れいわ新選組代表の山本太郎氏(44)は、東京都内の記者会見場で開票結果を見守った。れいわとして2議席を獲得し「これまでにない勢い。風穴をあける存在が必要だったのでは」と喜んだ。難病患者や重度障害者など多様な候補者を擁立し、独自の選挙戦を展開。街頭演説には大勢の聴衆が詰めかけ、多額の寄付も集めた。
「比例で850万票獲得、7人以上の当選」を目標に掲げた共産党は、32の改選1人区全てで立憲民主党や国民民主党などと野党統一候補を擁立し、選挙戦を展開した。
参院選は21日、開票の結果、比例代表で、れいわ現職の山本太郎氏の落選が確実となった。
公選法上の政党要件を喪失する危機に立つ社民党は、肺がん手術を受け、立候補を断念した又市征治党首に代わって吉川元(はじめ)・幹事長らが応援のため全国を飛び回った。吉川氏は21日夜の記者会見で「平和憲法を守り抜く使命を国政の場で果たしていきたい」と険しい表情で語った。
参院選を受け今後の政局の焦点は、安倍晋三首相(自民党総裁)が衆院解散・総選挙の「解散カード」をいつ切るかに移る。首相は党総裁任期切れまでの残り2年あまりの間に解散カードをちらつかせながら、宿願の憲法改正実現に全力を挙げることになる。
ロンドンで21日行われた陸上のダイヤモンドリーグ200メートルで、小池祐貴(住友電工)が4位となった。
21日に開票された参院選で、政治団体「れいわ新選組」が比例代表で2議席を獲得することが確実となった。特定枠1位の新人、船後靖彦氏と2位の木村英子氏が当選する。
強力な集票力から、「常勝関西」とまで呼ばれた関西の公明党。だが、「最重点区」に位置づけた兵庫は党を挙げた総力戦の末で議席を獲得した、厳しい選挙戦だった。
近畿2府4県の選挙区で自民が唯一新人を擁立した兵庫選挙区(改選数3)では、自民新人の加田裕之氏(49)が元防災相の故・鴻池祥肇(よしただ)氏の後継色を前面に出した選挙戦を展開したが、自民が推薦する公明候補に友好団体の切り崩しを受けるなど苦戦。最後の議席に滑り込む形の薄氷の勝利となった。
維新新人、音喜多駿氏(35)の東京・赤坂の事務所が「当選確実」に沸いたのは22日午前1時ごろ。前夜の午後8時から待機していた音喜多氏は涙を浮かべながら、「厳しい戦いを勝ち抜くことができた」と支持者に頭を下げた。
朝日新聞で政治記者を務めた経験を選挙戦で強調してきた立民新人、山岸一生氏(37)は、初当選に一歩及ばなかった。東京選挙区は早々に4議席の当選確実が報じられ、残り2議席を自民現職の武見敬三氏、維新新人の音喜多駿氏と争う形となったが、22日午前0時半ごろに落選が確実となった。
令和初の国政選挙だった今回の参院選を、各界の専門家はどう見たのか。
自民現職の武見敬三氏(67)の「当確」の報が流れたのは、日付が変わった22日午前0時半ごろ。支持者らが早くから集まり、じりじりとした時間を過ごしていた都医師会館(千代田区)のホールは、拍手と歓声に沸いた。武見氏は直後に姿を見せ、支持者と万歳。「時代の大きな転換期にあって、恥ずかしくない仕事をしっかりと実行していく決意だ」と述べた。
参院選で自民党岸田派(宏池会)の現職候補が相次ぎ落選した。同派会長の岸田文雄政調会長の地盤、広島選挙区(改選数2)でも溝手顕正元国家公安委員長が自民新人との「2議席目」の争いに敗北。21日夜のテレビ東京番組に出演した岸田氏は「2人の自民候補を通すのは難しい戦いだとずっと感じていた」と力なく語った。