安倍晋三首相は14日夜、蒲島郁夫熊本県知事と電話で連絡を取ったことを明らかにし、「全力で支援をしていく旨を話した」と説明した。官邸で開いた地震非常災害対策本部会議後に記者団に述べた。発言の詳細は以下の通り。
益城町にある郊外型の馬肉料理店「菅乃屋西原店」では閉店間際の店が大きく揺れた瞬間、照明が落ち、残っていた客7人が悲鳴を上げ、テーブルの下に潜り込んだ。セルフサービス用に並んでいた食器や食べ物は店内に散乱。店長の本田和大さん(37)は「いままで経験したことのない揺れ。すぐに火を止めたが、火事にならなくてよかった」と話した。
《熊本城死んだ…》。熊本城の石垣が崩れたことを受けて、ツイッターなどのネット上でも悲鳴が次々に上がった。熊本県で14日起きた最大震度7の地震。関連ツイートなどによると、熊本城の石垣が崩れたとみられるのは、テレビニュースの中継中。余震とともに、熊本城から白煙が上がり、その後、石垣が崩れた様子も映し出されたという。
熊本地方で震度7を記録した地震を受け、九州新幹線の回送列車(6両編成)が14日夜、熊本駅から車庫へ向かう途中で脱線した。地震の影響による可能性があるという。列車には乗務員以外、乗客は乗っておらず、15日午前0時時点でけが人は確認されていない。新幹線の脱線は平成16年の新潟県中越地震での上越新幹線などでも起きている。
震度7の地震が発生した熊本県は自動車メーカーのホンダなど多くの企業が製造拠点を構えている。地震発生直後から担当者らが従業員の安否、工場・事業所の被災状況などの確認に追われた。
ウクライナ最高会議(議会)は14日、グロイスマン議長を新たな首相として承認した。インタファクス通信が伝えた。ヤツェニュク首相は汚職対策の遅れや経済悪化への批判の高まりを受け辞意を表明していた。グロイスマン氏はポロシェンコ大統領の側近で、大統領と内閣の連携強化が期待される一方、汚職問題の改善などに指導力を発揮できるかを疑問視する声もある。