【産経抄】7月8日 07.07.2018 23:00 Iza Ja 古来、七夕と雨は浅からぬ縁で結ばれていた。牽牛(けんぎゅう)と織り姫を詠んだ中国の古詩に「泣涕零如雨(きゅうていおちてあめのごとし)」の一節がある。一途に相手を思う織り姫が雨のような涙を流している、と。牽牛も女心を察してか、七夕前日は逢瀬(おうせ)に使う牛車を丹念に洗ったという。