G7首脳が初のテレビ会議「五輪完全な形で」 コロナ拡大阻止へ結束
安倍晋三首相やトランプ米大統領ら先進7カ国(G7)首脳は16日夜、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、緊急のテレビ電話会議を行った。首相は会議後、官邸で記者団に対し、東京五輪・パラリンピックについて「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として、完全な形で実施することで一致した」と述べた。会議で開催時期については明言しなかった。
安倍晋三首相やトランプ米大統領ら先進7カ国(G7)首脳は16日夜、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、緊急のテレビ電話会議を行った。首相は会議後、官邸で記者団に対し、東京五輪・パラリンピックについて「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として、完全な形で実施することで一致した」と述べた。会議で開催時期については明言しなかった。
国際オリンピック委員会(IOC)は16日、電話会議形式による臨時理事会を17日に開催すると明らかにした。
【北京=西見由章】中国の外交担当トップ、楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けつち)共産党政治局員が16日、ポンペオ米国務長官と電話会談した。楊氏は新型コロナウイルスへの対応をめぐって「米国の一部の政治家」が「中国側による防疫の努力を中傷し、中国に汚名を着せようとしている」と批判し、「断固とした反対と強烈な非難」を表明した。国営中央テレビが伝えた。
埼玉県庁前で女性が刃物で刺され死亡した事件で、県警は16日、女性がさいたま少年鑑別所の職員、浅野法代さん(53)と明らかにした。
【ワシントン=塩原永久】週明け16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は暴落し、前週末からの下げ幅は一時2700ドルを超え、取引時間中の過去最大を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、事実上のゼロ金利政策と量的緩和の再開を決めたが、新型コロナウイルス感染症による景気の下振れ懸念を払拭できず、投資家の売りが加速した。
先進7カ国(G7)首脳は16日夜、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、緊急のテレビ電話会議を約50分間行った。感染拡大阻止に向けたG7の連携強化の確認や、先行きに不安が高まる世界経済についても議論したとみられる。
外務省は16日、新型コロナウイルス感染症が拡大するイタリアやスペイン、スイスの一部地域やアイスランド全土に対する感染症危険情報をレベル3に引き上げ、渡航中止を勧告した。このほか、ドイツ、フランスなど欧州の24カ国を不要不急の渡航の自粛を求めるレベル2とした。