国際卓球連盟(ITTF)は29日、緊急理事会を開いて新型コロナウイルスの感染拡大への対応を協議し、国際大会や活動の停止期間を6月末まで延長すると発表した。
フランスのドモンシャラン欧州問題担当相は29日、新型コロナウイルスへの対応で中国やロシアがイタリアなどへの援助を宣伝のために「演出している」として「連帯は道具化しないものだ」と述べ、支援の政治利用に苦言を呈した。公共ラジオ、フランス・アンテルの番組でインタビューに答えた。
国内では29日、新たに169人の新型コロナウイルス感染が確認され、感染者はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員やチャーター機による帰国者を含め2603人となった。1日の感染確認数が100人を超えたのは3日連続。東京都の90代男性が亡くなり、死者は66人となった。
新型コロナウイルスの感染拡大で厳戒態勢に入った首都・東京では29日早朝から午後にかけて雪が降り、3月下旬としては32年ぶりの積雪に見舞われた。不要不急の外出自粛が要請される中、都内のターミナル駅や繁華街などは人影もまばら。ウイルスの蔓(まん)延(えん)で飲食店や商店の売り上げは激減しており、「いったいいつまで続くのか」と不安な声が聞かれた。
大阪府は29日、10歳未満の小学生男児ら17人の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。いずれも軽症か無症状。府内で確認された感染者は計208人になった。男児は無症状で、27日に感染が判明した40代男性の家族。海外への渡航歴があったのは20代の女子大学生1人で、感染経路が明らかではないのは7人だった。感染者は27~29日の3日間で52人増えた。
29日午後2時10分ごろ、奈良市佐紀町の近鉄奈良線新大宮-大和西大寺間の踏切で、同市に住むパート従業員の女性(50)が近鉄奈良発神戸三宮行き快速急行(8両編成)にはねられ、死亡した。乗客約300人にけがはなかった。近鉄によると、上下線計58本に運休や遅れが生じ、約2万人に影響した。
内閣府の有識者会議が北海道東部の太平洋沿岸に襲来する最大級の津波高として約28メートルとの予測をまとめた。この地域では地震の切迫性が指摘されながら、南海トラフ巨大地震などとくらべ津波対策が遅れているだけに、対策策定に向けた政府の本気度が問われる。
神奈川県内で帰国者や税関職員ら計9人の新型コロナウイルスへの感染が新たに確認された。県や横浜市、横須賀市、茅ケ崎市が29日、それぞれ発表した。
京都府と京都市は29日、府内居住の20代の京都産業大の男子学生ら5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症という。京都府内での感染確認は計45人となった。卒業旅行や祝賀会で感染が広まった可能性があり、市はクラスター(小規模な集団感染)発生の可能性が極めて高い状況にあるとして、接触のあった学生ら約50人を健康観察する。
フィギュアスケート女子でフリー世界最高得点を保持するロシアのアレクサンドラ・トルソワ(15)が新型コロナウイルス対策でモスクワ市が海外からの帰国者に取っている措置に基づき、家族とのエジプト旅行後に2週間の自主隔離に入った。ロシア通信などが29日、報じた。
大阪府は29日、10歳未満の小学生男児ら17人の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。いずれも軽症か無症状。府の検査で確認された感染者は計208人になった。男児は無症状で、27日に感染が判明した40代男性の家族。海外への渡航歴があったのは1人で、感染経路が明らかではないのは7人だった。感染者は27~29日の3日間で52人増えた。
朝日新聞大阪本社(大阪市)は29日、堺市北区の販売所「朝日新聞サービスアンカー東堺(ASA東堺)」で新聞配達を担当する60代のアルバイト男性が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。同販売所は30日から当面の間閉鎖し、別の販売所から新聞を配達するという。