総務省は9日、国民1人に10万円を配る特別定額給付金について、5日までに対象者の30・2%に当たる約3850万人に給付したと発表した。人数の公表は初めて。人口が多い都市部で給付が遅い傾向にあるという。
河野太郎防衛相は9日、アラブ首長国連邦(UAE)のボワルディ国防担当相とテレビ会談を行った。中東に派遣した海上自衛隊の乗組員に新型コロナウイルスの感染者が出た場合、UAE国内の病院を利用できるよう協力を求めた。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い需要が逼迫(ひっぱく)したアルコール消毒液の代替品として一躍注目を集めた「次亜塩素酸水」。飲食店や自治体で急速に利用が広まったが、経済産業省や文部科学省が「有効性や安全性が確認されていない」と相次いで表明、急遽(きゅうきょ)使用をとり止める動きも出た。今後の検証で有効だと確認される可能性はあるが、専門家からは「すでにある別の薬剤を優先して使うのが無難」との声も上がる。
9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落して始まり、前日からの下げ幅は一時400ドルを超えた。連日の急上昇を受けて利益確定の売りが先行した。
小泉純一郎元首相は9日夜、北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父で、5日に87歳で亡くなった拉致被害者家族会初代代表の横田滋さんが死去したことについて「残念だった」と話した。東京都内で自民党の二階俊博幹事長らとの会合後、記者団に語った。
「ポスト安倍」の有力候補である自民党の石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長が10日発売の月刊誌「文芸春秋」で、それぞれインタビューに応じた。石破氏は来年の総裁選に向け「日本を立て直すために、今後も全身全霊を注ぎたい」と意欲を示した一方、岸田氏は「語るべき時ではない」と対照的な主張となった。
新型コロナウイルス対応に関する埼玉県内の開業医対象のアンケートで、保健所にPCR検査を依頼した医師のうち約6割が「拒否されたことがある」と回答したことが分かった。多くの医療従事者が偏見や差別にさらされている実情も改めて浮き彫りになった。
国際テニス連盟は9日、来夏に延期となった東京五輪・パラリンピックの出場資格について、2021年6月7日付の世界ランキングに基づいて決定すると発表した。
【香港=藤本欣也】香港で大規模デモが起きてから1年を迎えた9日、林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は記者会見で、デモや新型コロナウイルスの影響で経済が大きな打撃を受けたとして、「香港はもう混乱に耐えられない。政府や議員、そして市民一人一人が教訓をくみ取らなければならない」と述べ、抗議活動の停止を求めた。
女子ゴルフのメジャー大会、エビアン選手権の主催者は9日、新型コロナウイルスの影響で今年の大会開催を断念すると発表した。東京五輪の延期を受けて7月から8月に日程を変更したが、安全確保が困難なため中止とした。来年は7月22~25日に開催する予定。
東京・永田町の議員会館で9日、北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父で5日に亡くなった拉致被害者家族会初代代表の横田滋さんの妻・早紀江さん(84)、双子の息子、拓也さん(51)と哲也さん(51)が行った記者会見の主な質疑応答は次の通り。