大手電力会社以外で電力を販売する「日本ロジテック協同組合」が事業の撤退を表明した。全国で数千件にのぼる供給契約を結んでおり、その顧客は、別の事業者への切り替えなどの対応を迫られる。
京都市伏見区役所が昨年12月、京都府警伏見署から、認知症の疑いがある身元不明の男性(74)を引き継いだ後、簡易宿泊所に1人で向かわせ、男性が一時行方不明になっていたことが1日、関係者への取材で分かった。男性は、1人で倒れているところを通行人が発見、病院に緊急搬送されていた。
政府が、沖縄振興策の一環として実施しているガソリン税の減免措置を継続することが1日、分かった。沖縄のガソリン消費量の6割を供給する南西石油(西原町)の親会社にあたるブラジル国営石油会社、ペトロブラスが3月末で日本から撤退するため、価格高騰が懸念されていることを考慮した。政府はすでに、国内石油元売り大手にも安定供給を要請。米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設をめぐって県と対立する政府だが、沖縄経済の下支えに注力する。
自民党は1日、夏の参院選で公明党が5選挙区で擁立する候補を推薦する方向で調整に入った。勝敗のカギを握る32の改選1人区で自民党候補を確実に推薦してもらうためには、公明党への配慮が不可欠と判断した。ただ、5選挙区にはそれぞれ自民党候補がおり、公明党への推薦には地元県連が難色を示しているため、発表は4月以降にずれ込む可能性がある。
サッカーのドイツ1部リーグ、シャルケのブライテンライター監督は1日、右膝手術からの回復を目指しているDF内田篤人が、今季は復帰できない見通しであることを明らかにした。
民主党は1日の常任幹事会で、田中真紀子元外相を次期衆院選の公認候補予定者となる新潟5区総支部長から外し、県連代表の菊田真紀子衆院議員を暫定総支部長とすることを決めた。田中氏は平成24年の衆院選に同区から出馬して落選。26年の前回衆院選では立候補を見送っていた。
1日午後1時5分ごろ、山梨県大月市富浜町宮谷の桂川で男性が倒れていると、釣り人から110番があった。相模原市緑区千木良、無職、高島誠さん(59)が地元消防に救助されたが、間もなく死亡が確認された。死因は溺死。
1日夜、北海道新冠町西泊津の住宅の敷地で、男女が死亡しているのが見つかった。新ひだか町の50代の夫と40代の妻の夫婦とみられ、静内署は無理心中の可能性があるとみて調べている。
政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)の高橋英登会長は1日、夏の参院選比例代表への組織内候補擁立を見送る方針を明らかにした。日歯連をめぐる迂回(うかい)献金事件で昨年10月、歴代会長らが起訴されたことを踏まえ「断念した」と東京都内で記者団に述べた。
千葉県の夷隅(いすみ)郡市消防本部は1日、大原消防署の男性隊員が平成27年12月、全焼したいすみ市の民家から石製のテーブルの天板を無断で自宅に持ち帰っていたと発表した。消防本部に「何かに使えそうだと思った」と話しているという。
平成28年度予算案が1日、衆院を通過した。約1カ月に及んだ衆院の審議は、アベノミクスや消費税の軽減税率などの政策議論が深まらないまま与党ペースで進行。野党は甘利明前経済再生担当相の金銭授受問題や閣僚の“失言”といった敵失も生かし切れず、予算の年度内成立を許す形となった。
民主党の岡田克也代表が、維新の党との新党結成に前のめりな発言を繰り返している。堅物なイメージの岡田氏だが、新党結成に正式合意した後の記者会見で「野合で何で悪い」と言い放つなど、“らしからぬ”発言が目立つのだ。夏の参院選を「私の政治生活の集大成」とする岡田氏。民主党が低迷する中、自身の退路を断って新党に賭けたとの見方も出ている。
平成28年度予算案の今年度内の成立が1日、確定したことで、与野党では「安倍晋三首相が会期末に衆院を解散し、7月10日投開票で『衆参同日選挙』に打って出るのではないか」との観測が強まっている。今国会最大の懸案にめどがついた上、29年4月に予定している消費税の10%への引き上げに関する首相の発言にも変化が見られるからだ。