【産経抄】勝てば官軍 7月13日
明治維新の立役者の一人、西郷隆盛は西南戦争に敗れ、明治10(1877)年に鹿児島の城山で自刃(じじん)した。ところが、その後も生存説はなくならない。ロシアに逃れたとの説もあった。
明治維新の立役者の一人、西郷隆盛は西南戦争に敗れ、明治10(1877)年に鹿児島の城山で自刃(じじん)した。ところが、その後も生存説はなくならない。ロシアに逃れたとの説もあった。
【ワシントン=加納宏幸】米大統領選に向けた民主党予備選・党員集会を戦ったバーニー・サンダース上院議員(74)は12日、民主党候補指名を確実にしたヒラリー・クリントン前国務長官(68)とともに東部ニューハンプシャー州での集会に出席し、「クリントン氏を支持する」と明言した。
政府は12日、平成28年度の経済成長率見通しを下方修正する方針を固めた。実質国内総生産(GDP)の伸びは1月時点の1・7%から0・9%に、名目GDPは3・1%から2・2%にそれぞれ下げる。
韓国外務省報道官は12日、南シナ海問題をめぐる仲裁裁判所の判断に先立つ定例会見で、「紛争は国際的に確立された行動規範により平和的に解決されるべきだ」と、従来と同じく原則的な立場の表明にとどめた。仲裁判断後の見解は出していない。
【ニューヨーク支局】12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、一時は1万8353・76ドルと、2015年5月に付けた取引時間中としての過去最高値(1万8312ドル)を約1年2カ月ぶりに更新した。
英中部リバプール近郊にある最大野党、労働党イーグル下院議員の事務所の窓が割られているのが12日までに見つかり、警察が捜査を始めた。何者かがれんがを投げ込んだとみられる。
南シナ海をめぐる仲裁裁定は、裁判所が管轄権をめぐる争点でフィリピンの主張をほぼ全面的に認めた。中国が南シナ海の主権を主張する根拠としていた「九段線」の「歴史的権利」についても否定した。この海域での資源を排他的に支配してきた歴史的証拠はなく、中国がそれを主張する法的根拠は認められないと踏み込んだ。フィリピンには想定以上の大勝だろう。
仲裁裁判所が、中国が主張する「九段線」の正当性にまで言及したのは、大方の予想を超えていた。「九段線」は国連海洋法条約のみならず、慣習国際法の観点から、歴史的、法的な根拠がないとはっきり裁定された。多くの国々が「九段線」を認めていないということを改めて明らかにしたものだ。中国の考え方が、国際社会の中では異質だと指摘されたのと同じだ。
12日付の米紙ワシントン・ポストは社説で、日本の参院選で憲法改正に賛同する改憲勢力が3分の2を超える議席を占めたことを取り上げ、安倍晋三首相は「改憲より経済改革を優先するべきだ」と主張した。
東京都知事選(14日告示、31日投開票)を前に、12日に開かれた立候補予定者による公開討論会(東京青年会議所主催)で、客席に座っていた立候補予定者の政治団体代表、マック赤坂氏(67)が討論会開始直後に「一部の候補者だけ壇上に上がっている。公職選挙法違反だ」などと異議を唱え、退場させられる一幕があった。
次期東京都知事の候補選びが本格化して約1カ月。この間、民進党の対応は迷走に次ぐ迷走だった。浮上した「有力候補」は国会議員、知事・官僚経験者ら10人以上に及ぶが、いずれも浮かんでは消えていった。告示2日前にようやくたどり着いたのは、出馬表明の記者会見で都政について「知らない」を連発した“素人”のジャーナリスト、鳥越俊太郎氏だった。