【産経抄】小説の神様は待っていてくれた 1月18日
昭和55年7月、直木賞の選考会で、委員になったばかりの山口瞳さんはあせっていた。「明らかに私より小説が上手」と認める作家が、落選しそうだ。「向田邦子は、もう51歳なんですよ。そんなに長くは生きられないですよ」。
昭和55年7月、直木賞の選考会で、委員になったばかりの山口瞳さんはあせっていた。「明らかに私より小説が上手」と認める作家が、落選しそうだ。「向田邦子は、もう51歳なんですよ。そんなに長くは生きられないですよ」。
フィリピンを訪問した自民党の河井克行総裁外交特別補佐は17日夜、首都マニラでドゥテルテ大統領と会談し、昨年12月、マニラに日本軍占領下の慰安婦を象徴するフィリピン人女性像が設置されたことについて懸念を伝えた。これに対しドゥテルテ氏は「しっかりとした措置をとる」との考えを表明した。
民間の地球観測衛星「アスナロ2」を搭載した小型ロケット「イプシロン」3号機が17日深夜、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で18日未明の打ち上げに向け最終準備作業に入った。
韓国と北朝鮮は17日の次官級協議で、平昌冬季五輪のアイスホッケー女子で合同チームを結成することや、開会式で白地に青で朝鮮半島を描いた「統一旗」を先頭に合同入場行進を行うことで合意した。北朝鮮は230人余りの応援団を派遣する。韓国統一省が協議の共同報道文を発表した。五輪での南北合同チームは初めてで、合同入場行進は2006年トリノ冬季大会以来。北朝鮮は3月の平昌冬季パラリンピックにも選手団など計約150人を派遣する。
大相撲の東横綱白鵬(32)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が初場所4日目の17日、はたき込まれて2敗目を喫した嘉風戦で左足親指を負傷した。古傷の右足親指も痛めており、18日の5日目の出場は当日朝の様子を見て判断する。
韓国と北朝鮮が平昌冬季五輪開会式での南北合同入場行進とアイスホッケー女子の合同チーム結成に合意した17日、約3週間後に開幕を控えた地元では歓迎の声の一方、北朝鮮に対する複雑な思いも垣間見えた。
日本臓器移植ネットワークは17日、浜松医療センターで20代男性が506例目の法的脳死と判定されたと発表した。書面で臓器提供の意思を示していなかったが、家族が承諾した。
韓国と北朝鮮が平昌冬季五輪のアイスホッケー女子で合同チームを結成することついて、日本女子代表の山中武司監督は17日、合宿中の北海道苫小牧市で「個人の意見としては、スポーツの祭典に政治が絡んでほしくない」と批判的に語った。
フィギュアスケートの世界選手権女王、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が17日、モスクワで開幕した欧州選手権の公式練習に登場した。右足のけがからの復帰戦に向け、3回転ジャンプを次々に決めて元気な様子で調整し「けがからは完全に回復した」と話した。18日にショートプログラム(SP)に臨む。
1日にAIU損害保険と富士火災海上保険が合併して発足したAIG損害保険は17日、報道向け事業戦略説明会で、中小企業分野など強みのある領域に経営資源を集中させる方針を示した。80以上の国と地域で事業展開する米AIGグループのノウハウを活用する。
【パリ=三井美奈】独立問題に揺れるスペイン東部カタルーニャ自治州で17日、新たな州議会が招集され、州首相の選任作業を始める。昨年12月の議会選では独立派が議席の過半数を占め、プチデモン前州首相は再任に意欲を示すが、国外逃亡中のため中央政府は就任を認めない立場。新政府樹立のめどは立っていない。
ロシア極東やシベリア各地で記録的な大寒波に見舞われ、17日までに東シベリア・サハ共和国で氷点下65度を記録した。ロシアメディアが報じた。寒さによる死者も出ており、ロシア非常事態省は不急の外出を控えるよう呼び掛けている。
【ソウル=名村隆寛】「積弊清算」を掲げる韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権による保守政権当時の不正追及が、朴槿恵(パク・クネ)前政権に加え、その前の李明博(イ・ミョンバク)政権(2008~13年)に対しても本格化している。
【チェンナイ=森浩】海上保安庁とインド沿岸警備隊が連携した海賊対応訓練が17日、インド南部チェンナイ沖で行われた。訓練には初めてスリランカ、モルディブもオブザーバーとして参加。安倍晋三首相が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」でシーレーン(海上交通路)の安全確保が重要性を増す中、「過去最大規模」(海保)の対海賊訓練となった。
横浜市交通局は17日、市営バスの運転手が終点に到着した後の車内点検を怠り、座席で寝ていた市内の小学生男児(8)を約45分間閉じ込めていたと発表した。健康状態に問題はなかったとしている。男児はバスに1人で乗っていた。
自民、公明両党は17日、東日本大震災で被災した企業の二重ローン対策を3年間延長する法案について、22日召集の通常国会で成立させる方針を決めた。現行法が2月22日で期限切れとなるため、同月初旬にも成立させる。
世界のスポーツ界で活躍した個人、団体に贈られる「ローレウス・スポーツ賞」のパラアスリート部門に車いすテニス女子の上地結衣(エイベックス)がノミネートされたと17日、日本パラリンピック委員会(JPC)が発表した。
国際オリンピック委員会(IOC)は17日、北朝鮮の平昌冬季五輪参加について理事会を開かず、20日午前(日本時間同日夕)にスイス・ローザンヌのIOC本部で開く韓国と北朝鮮の国内オリンピック委員会、大会組織委員会との4者会談の結論を最終決定とすると発表した。会談では北朝鮮選手団の規模や内訳、国旗や国歌の扱いなどについて話し合う。
加藤勝信拉致問題担当相は17日、内閣府で記者会見し、北朝鮮による拉致被害者について「一日も早い帰国へ、あらゆる施策を進める」と述べ「特定失踪者問題調査会」が被害者へ発信する中波のラジオ放送「しおかぜ」への支援や、国民啓発を強化する一方、早期に訪米して米政府と連携を深める意向を示した。