【主張】統計不正の再検証 これは隠蔽ではないのか
厚生労働省が毎月勤労統計を長年、不適切な手法で調査していた問題で同省の特別監察委員会が追加報告書をまとめた。不正の経緯はある程度判明したが、昨年から密（ひそ）かにデータ補正を始めた理由などには疑問が残ったままだ。
厚生労働省が毎月勤労統計を長年、不適切な手法で調査していた問題で同省の特別監察委員会が追加報告書をまとめた。不正の経緯はある程度判明したが、昨年から密（ひそ）かにデータ補正を始めた理由などには疑問が残ったままだ。
韓国の文在寅大統領が日本の朝鮮統治時代に起きた「三・一運動」から１００年の式典で、「歴史の立て直しこそが重要であり、（日本に協力した）親日の残滓（ざんし）の清算が課題だ」と演説した。
ノルディックスキー世界選手権第１０日（１日、オーストリア・ゼーフェルト）ジャンプ男子ノーマルヒル（ヒルサイズ＝ＨＳ１０９メートル）で、小林陵侑（２２）＝土屋ホーム＝が１０１メートル、９２・５メートルの合計２０３・４点で１４位に終わった。１回目でトップに立ったが、雪が降りしきる２回目では失速した。
近年、海外でブームを起こしている日本の伝統玩具けん玉。新たな遊び方が日本に逆輸入され、子供たちや若者を中心に愛好者が増えている。斬新な技やパフォーマンスが次々に生み出され、世界大会も開催。技を判定するセンサー内蔵型のけん玉「ＤＥＮＤＡＭＡ」も発売され、関係者は将来的に競技の仕組みを整備し、愛好者を世界に拡大させたいと意気込んでいる。
第９１回米アカデミー賞は、黒人や多国籍の監督が活躍するなど多様性のある受賞結果だった。インターネット配信作品が３冠を達成するなど、米映画界にとって新しい時代の息吹を感じさせるものとなった。
【ニューデリー＝森浩】インドとパキスタンの間でカシミール地方の実効支配線（停戦ライン）を挟んで軍事的緊張が高まっている問題で、パキスタンは１日、拘束していたインド軍操縦士の身柄を解放した。操縦士は国境を越え、インドに帰還した。ただ、インド政府は強硬姿勢を崩しておらず、緊張が緩和されるかは不透明だ。
一般会計総額が１０１兆４５７１億円で過去最大となる平成３１年度予算案は２日未明に衆院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、衆院を通過した。予算案は参院に送付され、憲法の衆院優越規定に基づき今年度内の成立が確定した。
愛知県は１日、豚コレラが発生した同県豊田市の養豚場から半径３～１０キロ圏にある６施設に対し、感染拡大防止のために豚などの圏外への運び出しを禁じた搬出制限を２日午前０時に解除すると発表した。
将棋の佐藤天彦（あまひこ）名人（３１）への挑戦者を決める第７７期名人戦・Ａ級順位戦の最終９回戦５局が１日、静岡市で指され、首位の豊島将之棋聖（２８）＝王位＝が久保利明九段（４３）に勝ち、８勝１敗で初挑戦を決めた。平成生まれの名人挑戦は初めて。豊島棋聖は昨年、５度目のタイトル挑戦で初タイトルの棋聖を獲得、王位も続けて奪取した。名人戦七番勝負は４月１０日に開幕する。
川崎の中村が鮮やかなＦＫで先制点を挙げた。前半９分、ペナルティーエリア左手前から右足で狙うと、きれいに壁を越えて左隅へ。２００５年から続くＪ１での連続得点記録は１５年に伸び、遠藤（Ｇ大阪）中山雅（沼津）に並ぶ史上２位となった。
Ｊ１リーグの川崎が１日、鹿島と引き分けた。
最優秀作品賞は、是枝裕和監督の「万引き家族」が受賞。是枝監督は「撮影終了からちょうど１年。この作品とともに長い旅を続けてきたが、いいラストを迎えることができました。ありがとうございました」とあいさつし、受賞を喜んだ。
最優秀美術賞は今村力さん（孤狼の血）、最優秀撮影賞は近藤龍人さん（万引き家族）、最優秀照明賞は藤井勇さん（同）に決まった。
最優秀アニメーション作品賞は、細田守監督の「未来のミライ」が受賞した。同作は、時間の旅に出た甘えん坊の４歳の男の子、くんちゃん（声・上白石萌歌さん）の目を通して家族のさまざまな愛の形を描く物語。
広島・大瀬良大地投手（２７）は３日の西武とのオープン戦（長崎）で先発予定で“故郷凱旋登板”となる。
最優秀外国作品賞は、「ボヘミアン・ラプソディ」が受賞した。同作は伝説の英バンド「クイーン」のボーカル、故フレディ・マーキュリーさんの波乱に満ちた半生が数々の名曲とともに描かれている。
カルビーは１日、ポテトチップスなどスナック菓子５９品目の出荷価格（税別）を５月２１日以降に順次、値上げすると発表した。かっぱえびせんなど４品目は内容量の減少による実質的な値上げを行う。同社が幅広くスナック菓子を値上げするのは平成２１年４月以来、約１０年ぶり。物流費や資材価格の高騰などが要因という。
最優秀脚本賞は、脚本も手がけた「万引き家族」の是枝裕和監督が受賞した。
最優秀主演女優賞は、「万引き家族」の安藤サクラさんが受賞した。安藤さんは「子育てと撮影の両立に悩んだ。当時、私の一番の目標は、妻として、母として健やかな日常を送ることだった。ただ、この授賞式の場に来て、やはり私は映画の世界の人たちにあこがれを抱いてしまうんだな…とも自覚した。今後は、また気持ちを整えて、新しい活力を与えてくれる映画の世界に戻ってきたい」と意欲を示した。