米が中国をWTO提訴 「鶏肉に不当関税」
米通商代表部(USTR)は10日、中国が米国産の鶏肉に高い関税を不当に課して輸入を制限しているとして、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。フロマン米通商代表は声明で「中国による明らかな国際公約違反だ」と指摘した。
米通商代表部(USTR)は10日、中国が米国産の鶏肉に高い関税を不当に課して輸入を制限しているとして、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。フロマン米通商代表は声明で「中国による明らかな国際公約違反だ」と指摘した。
【ソウル=名村隆寛】北朝鮮メディアが10日、伝えたところでは、9日に閉幕した朝鮮労働党第7回大会で党の規約が改正され、委員長が「党を代表し全党を領導する党の最高指導者」と規定した。同日、党委員長に就任した金正恩(キム・ジョンウン)氏が、党中心の国家運営に当たる。規約には、核戦力開発と経済建設を同時に進める「並進路線」が盛り込まれた。また、党中央委書記局が「政務局」に改称され、党中央委書記が「副委員長」となった。
三菱航空機(愛知県豊山町)は10日、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の米国での試験飛行の開始時期を「可能ならば今夏に前倒しする」ことを明らかにした。従来は今年10月から来年3月の間に開始するとしていた。米南部ノースカロライナ州シャーロットで開かれた航空見本市会場で、同社の神谷英行商品戦略グループリーダーが語った。
コスモエネルギーホールディングスは10日、40年ぶりに輸出解禁となった米国産原油が三重県四日市市にタンカーで同日到着したことを明らかにした。日本企業による解禁後の購入は初めて。中東への原油依存度が高い日本にとって、米国からの輸入開始は中長期的な安定確保につながる可能性がある。
テニスのイタリア国際は10日、ローマで行われ、男子シングルスで第6シードの錦織圭(日清食品)は初戦の2回戦で、世界ランキング24位のビクトル・トロイツキ(セルビア)に5-7、6-2、6-3で逆転勝ちし、3回戦に進んだ。次は第11シードのリシャール・ガスケ(フランス)とアンドレアス・セッピ(イタリア)の勝者と対戦する。
国家会計を不正操作し粉飾したとされるブラジルのルセフ大統領の弾劾手続きで、下院のマラニャン議長代行は10日、下院本会議で先月行われた採決を無効とした決定を撤回した。理由は明らかにしていない。
安倍政権が植民地支配の加害責任を回避しようとしているとの不満がくすぶる韓国では、オバマ米大統領の広島訪問は「日本が被害者との印象を与えるもので、反省と謝罪が終わっていないアジアの加害国だとの事実を隠す結果につながる可能性がある」(朝鮮日報コラム)との懸念が出ている。
日本政府は10日、オバマ米大統領の広島訪問が決定したことについて「被爆の実相に触れ、その気持ち、思いを世界に発信することは核兵器のない世界へ向けて大きな力になる」(安倍晋三首相)と歓迎している。核軍縮・不拡散の重要性とともに、先の大戦という悲惨な歴史を乗り越えて同盟関係を築いた日米両国が将来に向けて、世界平和に貢献していくことを世界にアピールしたい考えだ。
憲法学者の小林節氏が夏の参院選比例代表に向けて政治団体「国民怒りの声」の設立を表明したことに対し、同じく安全保障関連法廃止や安倍晋三政権打倒を目指す野党各党からは10日、票が割れることへの懸念が相次いだ。
【ワシントン=青木伸行、北京=川越一】米海軍のイージス駆逐艦「ウィリアム・P・ローレンス」が、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島にあるファイアリークロス(永暑)礁で現地時間の10日、「航行の自由」作戦を実施した。中国を牽制(けんせい)する同作戦は昨年10月、今年1月に続き3回目。
交際相手の20代女性に暴力をふるい、けがを負わせたとして、千葉県警いすみ署が傷害容疑で、俳優の真木蔵人容疑者(43)を逮捕していたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。真木容疑者は「蹴っていない」などと供述しているという。
自民党の二階俊博総務会長は10日、来年4月の消費税率10%への再増税の判断について「責任を担う自民党が、参院選前に方針を決め、国民の気持ちに訴えるということが大事だ」と述べた。「国民の決断のチャンスがこの参院選だ。終わってから(の判断)では意味が薄くなる」とも述べた。都内で記者団に語った。