国内最古の宮廷庭園跡とされる奈良県明日香村の飛鳥京跡苑池(えんち、7世紀)の北池で、緩やかに曲線を描く階段状護岸が新たに見つかり、橿原考古学研究所が28日、発表した。同池ではこれまでに小石を敷き詰めた州浜(すはま)や天皇が禊(みそぎ)を行った流水施設が出土しており、今回の調査で池の構造がほぼ判明。専門家は「和風庭園の源流」とみている。
男子テニスで右肩痛を抱える錦織圭(日清食品)が、11月2日開幕のマスターズ・パリ大会を欠場することが28日、分かった。共同通信の取材に、エントリーを取りやめたと大会広報が明らかにした。これで4大会連続の出場回避となった。
【ワシントン=塩原永久】フェイスブックなど米IT大手3社の経営トップが28日、米議会公聴会に出席した。会員制交流サイト(SNS)運営企業が投稿を削除したり注記を加えたりしても免責される根拠となる通信品位法230条の見直しが論点となり、トップらは同条がインターネット上の「表現の自由」にとって「不可欠だ」と証言した。大統領選を目前に控えるトランプ米大統領は運営企業が保守的な意見表明を抑圧していると批判してきた。公聴会では議員からも「検閲に当たる」との懸念が表明された。
乃木坂46の白石麻衣(28)が28日、卒業コンサートを生配信した。
日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(66)の役員報酬を過少記載したとして、金融商品取引法違反の罪に問われた元代表取締役、グレゴリー・ケリー被告(64)の公判が28日、東京地裁で開かれた。大沼敏明元秘書室長は証人尋問で、検察側と司法取引した際の取り調べについて、「弁護士から真実を話すよう言われ、淡々と話した。取引が成立して不起訴になると伝えられ、安心した」と述べた。
岸信夫防衛相は28日のBS日テレ番組で、中国が軍事演習を行い、緊張が高まる台湾海峡で中国と台湾による偶発的な衝突への懸念を表明した。「偶発的な事故は避けられないものがあるかもしれない。注意しなければならない」と述べた。台湾支援のため米国が軍事行動を取った場合については「ケース・バイ・ケースだが、われわれも(何ができるか)検討しなければならない」と語った。
プロ野球のDeNA-巨人は10-6でDeNAが勝った。
立憲民主党の枝野幸男代表は28日夜のNHK番組で、府省庁担当者らへのヒアリングが職員の負担になっているとの与党の指摘に反論した。「政府側が資料を出さず(質問に)答えないので、何度も繰り返さざるを得ない。必要な資料を提出してもらえれば回数は大幅に減る」と述べた。
J1柏は28日、FC東京を下した。
サッカーの明治安田生命J1リーグは味の素スタジアムなどで3試合が行われ、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)による変則日程で、第30節は柏がクリスティアーノの2得点などでFC東京を3-1で破った。柏は勝ち点40とし、4位のFC東京は3連敗で同47のまま。
自民党の下村博文政調会長は28日の記者会見で、菅義偉首相が所信表明演説で打ち出した温室効果ガス排出量を2050年に実質ゼロにするとの目標達成には原発の再稼働が必要になるとの認識を示した。「原発を全く稼働しないで実現できるのか。非現実的だ」と述べた。
群馬県警は28日、生活安全部に勤務する50代の女性事務職員(高崎市在住)と、大泉署に勤務する60代の男性職員(伊勢崎市在住)の新型コロナウイルス感染が新たに確認されたと発表した。県警本部で感染者が確認されたのは初めて。県警は女性職員のデスク回りなどを消毒し、生活安全部職員ら41人を自宅待機とした。大泉署の職員の感染は10人目、本部職員を含めると、県警全体では11人になる。
来年4月の任期満了に伴う千葉県知事選で、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相が28日、自民党千葉県連会長の渡辺博道衆院議員と都内で面会し、県連が擁立を目指してきた前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(53)の出馬に反対したことが関係者への取材で分かった。県連は30日にも鈴木氏擁立を決める方向だったが、今後、鈴木氏以外も含む候補者の再調整を迫られる。知事選の構図は再び、不鮮明になった。
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編計画に関し、浜松市内の産官学トップが一堂に会して意見交換する初会合が28日開かれ、現行案が「浜松の地域のためになる」と賛同の声が相次いだ。ただこれまで静岡側からは、静岡大が静岡地区と浜松地区に分割されることへの慎重論も出ている。少子化時代の生き残りをかけた国立大同士の再編統合の行く末は不透明だ。
政府が配備を断念した地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア(地上イージス)」の代替策について、新たにイージス艦を建造する方針を固めたことが28日、分かった。防衛省は地上イージスのレーダー「SPY7」を搭載する方向で調整を進めている。政府はこれまで弾道ミサイル防衛(BMD)に特化した専用艦も選択肢としていたが、複雑化した脅威に対処するため、多機能のイージス艦が必要と判断した。