【産経抄】ノーベル賞がニュースにならない日 10月5日
2日前のコラムで、物理学者の寺田寅彦による、「椿(つばき)の花の落下運動」の研究を紹介した。寅彦は他にも、尺八の音響や線香花火など、ユニークな課題に取り組んでいる。
2日前のコラムで、物理学者の寺田寅彦による、「椿(つばき)の花の落下運動」の研究を紹介した。寅彦は他にも、尺八の音響や線香花火など、ユニークな課題に取り組んでいる。
2020年東京五輪・パラリンピックの開催費用を検証する東京都の調査チームがボートなど3会場の抜本的な見直し案を小池百合子知事に提言したことをめぐり、大会組織委員会は4日、「国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長 五輪会場見直し案を協議へ」とする一部の報道について「(内容が)行き過ぎと考えている」とする見解を報道各社に示した。
小池百合子東京都知事にとって初となる都議会の代表質問が4日、始まった。都知事選から対立の続く最大会派、自民党との直接対決が注目されたが、識者らは「勝敗をつけるほどの対立は回避された」との見方を示した。
本格論戦が始まった4日の都議会本会議。7月の都知事選で対立した都議会自民党は調整抜きに施策を打ち上げる手法を「知事こそがブラックボックス」と牽制する場面もあったが、豊洲市場移転問題や2020年東京五輪・パラリンピック施設見直しなどの課題については衝突を避け、協調していく姿勢も見せた。都民の高い支持率を誇る小池氏との真正面からの対立を回避した自民党に対し、小池氏もあえて舌鋒(ぜっぽう)は抑えた格好だ。
反米的な言動を続けるフィリピンのドゥテルテ大統領は4日、首都マニラで演説し、ドゥテルテ氏の強権的な麻薬犯罪対策に批判的なオバマ米大統領に対し「地獄へ行け」と暴言を吐いた。
4日午後7時5分ごろ、大阪府寝屋川市仁和寺本町の集合住宅5階の一室で、住人の無職男性(85)と妻(82)の遺体が見つかった。目立った外傷や室内が荒らされた形跡はなく、大阪府警寝屋川署は事件性は低いとみて調べている。同署によると、郵便受けに新聞がたまっていると連絡を受けた夫妻の長男(56)が、部屋を訪れて発見した。死後1カ月以内とみられ、男性は寝室で、妻は玄関付近の廊下でそれぞれ倒れていたという。
4日午後6時10分ごろ、大阪市淀川区宮原のJR東海道線東淀川駅で、ホームに停車した京都発西明石行き普通電車(7両編成)の4両目ドアが開かないトラブルがあった。電車はそのまま出発し、3人が乗車できなくなったという。
共産党は4日、衆院東京10区と福岡6区の両補欠選挙(11日告示、23日投開票)について、それぞれ党公認候補を自主的に取り下げ、民進党候補の支援に回る方針を固めた。社民、生活両党も民進党候補を支援する方針で、野党統一候補が与党系候補と対峙する構図を作る。共産、民進両党の関係者が明らかにした。