百戦錬磨のエースと初出場の新鋭がペアを組んだ日本は走力の差を突き付けられた。複合男子団体スプリントの後半距離で首位から徐々に後退。最後の直線勝負であっさりとドイツのフレンツェルに屈し、表彰台から転落した渡部暁は「メダルを目の前で失ってしまったので、すごく悔しい」と厳しい表情で語った。
中国政府が支援しているとされるハッカー集団による米マイクロソフト(MS)の企業向け電子メールソフト「エクスチェンジサーバー」の脆弱(ぜいじゃく)性を悪用した攻撃が拡大していることが6日、分かった。ロイター通信は2万を超える米国の中小企業や地方自治体といった組織が侵入されたと報じた。
厚生労働省は6日、新型コロナウイルスワクチンを接種した20代の女性が、血圧低下や息苦しさなどのアナフィラキシーの症状を起こしたと発表した。国内では約4万6千人にワクチンが接種され、発生は2例目。投薬後に症状は改善したという。
ノルディックスキーの世界選手権第10日は6日、ドイツのオーベルストドルフで行われ、2人一組で競う複合男子団体スプリントで、渡部暁斗(北野建設)と山本涼太(長野日野自動車)が組んだ日本は4位だった。
巨大な防潮堤に沿って列車が走る。東日本大震災から、11日で10年。沿岸各地では今も防潮堤の建設が進んでいる。
東京都と東京動物園協会は6日、上野動物園(台東区)で飼育しているジャイアントパンダの雌のシンシンと雄のリーリーによる交尾を確認したと発表した。2頭はいずれも15歳で、2017年2月以来、約4年ぶりの交尾。同年6月に生まれた雌のシャンシャンに続く子供の誕生に期待が高まりそうだ。
夫をのこぎりで切りつけるなどして殺害したとして、神奈川県警茅ケ崎署は6日、殺人の疑いで、同県茅ケ崎市菱沼の無職、丸洋子容疑者(76)を逮捕した。容疑を認めている。
茨城県美浦村と滋賀県栗東市にある日本中央競馬会(JRA)のトレーニングセンターで働く調教助手らが持続化給付金を不正受給していた疑いがある問題で6日、事態の全体像が明らかになった。不適切な受給をしていたのは調教師や騎手を含む163人。総額は約1億8700万円にも上った。多くのケースで馬主でもある大阪市の男性税理士が深く関わっており、JRAは「目的を逸脱した申請はあってはならない」とした上で、この税理士を事情聴取する方針を明らかにした。
阪神・青柳晃洋投手(27)が6日、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発し、4回3安打無失点の好投。5回2失点だった相手先発の高橋礼投手(25)との変則右腕対決に勝利した。攻撃中は、三塁ベンチから高橋礼の投球フォームや配球パターンなどをチェック。西勇とともに先発の柱として期待される中、開幕を前に実り多き博多遠征となった。
日本テレビ系ドラマ「レッドアイズ 監視捜査班」で共演するKAT-TUNの亀梨和也(35)と女優、松下奈緒(36)が、24日放送の同局系音楽特番「Premium Music 2021」(後7・0)の司会を務めることが6日、分かった。
ノルディックスキーの世界選手権第10日は6日、ドイツのオーベルストドルフで行われ、複合男子団体スプリントの前半飛躍(ヒルサイズ=HS137メートル)で、渡部暁斗(北野建設)と山本涼太(長野日野自動車)が組んだ日本は2人とも136メートルを飛び、合計296・0点で首位に立った。
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンの報道担当者は6日、タリバン幹部らが米国のハリルザド・アフガン和平担当特別代表と5日に会談したと明らかにした。双方は昨年2月の米タリバン和平合意の完全履行について協議したとしている。
新型コロナウイルスの感染力が強いとされる変異株が確認された120の国・地域のうち89の国・地域が政府の水際対策の強化対象国として指定されていないことが6日、分かった。これらの国・地域からは1月だけで外国人約3万9千人が入国。専門家は対象国の拡大を求めている。
柔道のグランドスラム(GS)タシケント大会第2日は6日、ウズベキスタンのタシケントで男女計4階級が行われ、日本勢はいずれも東京五輪代表が出場し、女子63キロ級の田代未来(コマツ)が優勝した。初戦の2回戦からアンドレヤ・レシキ(スロベニア)との決勝まで5試合全て一本勝ちを収めた。
仙台市内の自宅で東日本大震災を経験した作家の瀬名秀明氏は当時の心境をエッセーや小説に投影してきた。膨大な情報が日々行き交うネット社会で起きた震災。未来の姿をSF小説で描いてきた作家は、危機下に氾濫する情報が人の心にも暗い影を落とす「情報災害」への対策が必要だと考えている。
菅義偉(すが・よしひで)首相は6日、東日本大震災から11日で10年の節目を迎えるのを前に復興状況を視察するために訪れた福島県浪江町で、官房長官時代に散髪を担当した五十嵐理枝子さん(57)と再会した。五十嵐さんは当時を振り返り、首相に「偉くなる人だと分からなかった」と率直に述べつつ、「きめ細かな気配りができる先生だった」と語った。
東の空がオレンジ色に染まり、穏やかな朝を迎えた。福島県南相馬市の北泉海岸。地元では“伝説のサーファー”と呼ばれる。ドライスーツにヘッドキャップ。冬のフル装備で波に乗る。10年前の夏、東日本大震災の津波と東京電力福島第1原発事故後、近づく人がほとんどいない海で、真っ先にサーフィンを再開した。以来、年間200日以上は海に入る。
卓球のワールドテーブルテニス(WTT)で下位のツアー大会、コンテンダー第1戦は6日、ドーハで各種目の決勝が行われ、女子シングルスで伊藤美誠(スターツ)が早田ひな(日本生命)を4-2で下し優勝した。
楽天・田中将大投手(32)は6日、オープン戦(バンテリンドーム)に復帰後初登板し、中日を相手に4回3安打2失点にまとめた。日本のファンの前で2680日ぶりにマウンドへ上がった右腕は、3度目の実戦に2番手で臨みスライダーを解禁。マウンドへの適応など課題は残したが、6三振を奪うなどシーズン開幕に向けて、また一つステップを踏んだ。
沖縄県の玉城デニー知事が副知事への起用を予定している建設関連業「てるまさグループ」代表、照屋義実氏の人事案をめぐり、県議会が紛糾している。照屋氏が以前の新聞インタビューで、米軍関連の工事には「手を挙げてさえいない」と答えていたのに、複数の入札に参加していたことが分かったからだ。県政野党の自民党は人事案の撤回を求めており、今後の展開次第では、玉城氏にとって大きな痛手となりそうだ。