「政治とカネ」に厳しい判断 現金提供問題の前職、前回の得票4割減らす 岸和田市長選
前市長の信貴(しぎ)芳則氏(56)が平成25年の市長選をめぐる現金授受問題を受けて辞職したことに伴い、4日に投開票された大阪府岸和田市の出直し選挙を制したのは、大阪維新の会の永野耕平氏(39)だった。信を問うとして立候補した信貴氏だったが、昨年11月の市長選から投票率が下がったにもかかわらず、得票数は、前回の4割にあたる約1万3千票以上も減らした。有権者は、「政治とカネ」の問題に厳しい判断を下した結果となった。