江戸時代の雪国の暮らしぶりを紹介した『北越雪譜』は、「雪国第一の用具」として、そりを挙げている。「そりをひくにはかならずうたうたふ、これをそり歌とてすなはち樵歌(きこりうた)なり」。父親や夫の歌声が聞こえてくると、女たちは一斉に迎えに出る。なんとものどかな光景である。
2月7日は「北方領土の日」だ。日本固有の領土である四島を、ロシアが不法占拠したままになっていることを国民が改めて心に刻み、返還要求の力に結びつける機会となるべき日である。
テニスの四大大会今季第1戦、全豪オープンで、鄭現(チョン・ヒョン、21)が韓国選手として初めて男子シングルスでベスト4に進出すると、韓国メディアは錦織圭(28)よりも急速に成長したなどとお得意の比較論で悦に入っていた。テニスにあまり関心がなかった韓国国民もにわかテニス・ファンに変貌し、テニス商品市場は鄭現の試合後の24時間で前年の96%の売り上げを記録したという。その一方で、韓国のネットユーザーは何かと比較しなければ収まらないメディアの体質を批判している。
ペンス米副大統領は7日の安倍晋三首相との会談後の記者会見で、北朝鮮を「ならず者国家」と呼び「北朝鮮への妥協は挑発を招くだけだ」と強調した。
【花蓮=田中靖人】台湾の行政院(内閣に相当)によると、6日夜に発生したマグニチュード6・0の地震による死者は7人となった(7日深夜現在)。負傷者は260人。一部の安否が確認できず、軍や消防が捜索を急いでいる。
希望の党の松沢成文参院議員団代表は7日の役員会で、安全保障や憲法に関する見解の違いを理由に、松沢氏ら党創設メンバー側と執行部側との「分党」を提案した。執行部は古川元久幹事長に対応を一任した。
【北朝鮮問題】 安倍首相「力強い日米同盟の絆のもと、さまざまな課題に対応していきたい」 ペンス米副大統領「日本、韓国、地域の同盟国と協力して、北朝鮮の非核化を実現し、挑発行為を終わらせるという国際的な目的を達成するまで努力したい」 両氏「平昌五輪成功に向けた南北対話を歓迎する。核武装した北朝鮮は、決して受け入れられない。関係国に対し、北朝鮮の微笑外交に目を奪われてはならないと訴える。北朝鮮の政策を変えさせるため、日米、日米韓で連携して、あらゆる方法で圧力を最大限まで高めていくことが必要だ。米韓軍事演習は重要だ」 ペンス氏「すべての選択肢がテーブルの上にある」 首相「支持する」 ペンス氏「最大かつ最も強力な内容の米国の独自制裁措置を近々発表する。日本政府による、洋上での船舶間の物資の取引『瀬取り』への取り組みを称賛する」 両氏「中国のさらなる役割に期待する」 【沖縄問題】 両氏「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をはじめとする在日米軍再編を進める。米軍機の安全な運用を確保するための努力が決定的に重要だ」 【海洋問題】 両氏「中国と建設的な対話を継続し、安定的に関係を発展させる。自由で開かれたインド太平洋戦略に関する協力を早急に具体化させる。日米安全保障条約第5条が
平成30年度の診療報酬改定は、2年に1度行われる診療報酬改定と3年に1度の介護報酬の同時改定となり、団塊の世代が75歳以上になる37年に備える上で実質的に最後の機会となる。医療と介護の連携体制を整える絶好の機会ともいえ、入院医療から在宅医療を促進させるために、さまざまな加算が新設された。在宅医療への促進は膨張する医療費抑制の狙いもある。病院経営は多様化の時代に突入する。
「うそつき」「狂ってる」など長時間にわたり上司から大声で怒鳴られるパワーハラスメントを受けたとして、公立福生病院(東京都福生市)の事務職員の男性が7日、病院を運営する福生病院組合(管理者=加藤育男福生市長)に慰謝料など約550万円を求める損害賠償請求訴訟を東京地裁立川支部に起こした。
自民党の憲法改正推進本部(細田博之本部長)は7日、全体会合を開き、憲法9条の改正について集中的に議論した。推進本部幹部は、9条1、2項を維持したまま自衛隊を明記する安倍晋三首相(党総裁)の提案を党の改憲案としたい考えだが、会合では戦力不保持を定めた2項削除にこだわる石破茂元幹事長らが激しく反発。推進本部は党内から具体的な条文案を募集することを決めたが、意見集約は難航しそうだ。
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯電話大手3社の平成29年4~12月期連結決算が7日、出そろった。格安スマートフォンブランドへの顧客流出を防ぐための営業費用がかさみ、KDDIを除く2社が営業減益だった。
平昌五輪のノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒル(ヒルサイズ==HS109メートル)の出場選手が7日に決まり、日本は史上最多8度目の冬季五輪出場となる葛西紀明(土屋ホーム)のほか、昨年11月のワールドカップ(W杯)で初優勝した小林潤志郎(雪印メグミルク)、弟の小林陵侑(土屋ホーム)、伊東大貴(雪印メグミルク)が選ばれた。
ソフトバンクグループ(SBG)は7日、携帯電話など国内通信事業子会社のソフトバンクを株式市場に上場させる準備を始めたと正式に発表した。SBGの孫正義社長は記者会見で、上場時期について「近い将来、できれば1年以内に」との見方を示した。ただ、SBGは上場企業であるため子会社のソフトバンクの審査は厳しくなる可能性が高い。SBGの後藤芳光専務執行役員は「検討の結果、上場しないこともあり得る」と述べた。
【江陵=桜井紀雄】平昌五輪に合わせ、8日に訪韓するペンス米副大統領は7日、日本での記者会見で「北朝鮮の体制宣伝が五輪をハイジャックするのは許さない」と述べた。だが、北朝鮮は応援団や芸術団、その先発隊の韓国派遣で連日、五輪の話題をさらっており、少なくとも五輪の“前哨戦”では、ハイジャックに成功したともいえそうだ。
資生堂は7日、平成29年12月期の連結業績予想を上方修正すると発表した。売上高は昨年11月時点では9850億円と予想していたが、1兆50億円に上方修正し、明治5(1872)年の創業以来、初めて1兆円を超える。
C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品流出事件で、40代の夫婦が逮捕された。なぜ2人はハーボニーに目を付けたのか。背景を探ると、患者数の多さに伴う需要▽薬価の高さ▽偽造のしやすさ-など複数の要因が浮かび上がる。
厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」(中医協)は7日、平成30年度の診療報酬改定案をまとめ、加藤勝信厚労相に答申した。団塊の世代が75歳以上となる37年を見据え、各地域で医療と介護の切れ目のない連携を進める「地域包括ケアシステム」の構築を掲げている。そのために、各地域のかかりつけ医機能に対し点数の加算(1点10円)を新設したり、入院から在宅医療へ誘導したりする内容にした。