【産経抄】北朝鮮に五輪をかき回されるのはたくさんだ 2月9日
今も語りぐさとなるラジオ中継である。1936年のベルリン五輪女子200メートル平泳ぎ決勝で、前畑秀子と地元ドイツのマルタ・ゲネンゲルが激闘を演じていた。「前畑がんばれ!」。NHKのアナウンサーは、24回も連呼した。
今も語りぐさとなるラジオ中継である。1936年のベルリン五輪女子200メートル平泳ぎ決勝で、前畑秀子と地元ドイツのマルタ・ゲネンゲルが激闘を演じていた。「前畑がんばれ!」。NHKのアナウンサーは、24回も連呼した。
平昌五輪のスピードスケート女子の金メダル候補で、日本選手団主将の小平奈緒=相沢病院=が、9日に行われる開会式を欠席する。8日までに結城匡啓コーチが明らかにした。小平を含めスピードスケートの日本選手は男女とも全員、出席しない方針。
日本のエース格に上り詰めた小林潤が、予選で日本勢トップの18位に食い込んだ。W杯の好成績もあり、本戦進出は確実視されていた。集中しにくい状況だったにもかかわらず、「表彰台に向かっていきたい」という宣言通りにまずまずのスタートを切った。
予選を通過した葛西が柔和な表情を浮かべる。全体20位での通過がうれしかったわけではない。予選出場で8大会連続の五輪出場が確定。「五輪の緊張感はなかったけど、8回目に出られるのかなぁという重圧があった。これでふっ切れるんじゃないか」と安堵感が広がった。
平昌冬季五輪は9日夜、平昌五輪スタジアムで開会式を行い、開幕する。五輪の開会式といえば、聖火台への最終点火者が最大の関心事だが、今大会は「平和五輪」を掲げて南北融和をアピールしようとしている文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、開会宣言の“ルール”を順守するかどうかも要チェックだ。
平成29年4~12月期連結決算で自動車大手の好業績が目立つ中、日産自動車は新車の無資格検査問題の影響で営業利益が減益となった。通期では900億円の減益要因となる一方、主力としてきた米国事業の収益悪化も鮮明だ。西川広人社長は8日、産経新聞などのインタビューに応じ、検査不正の影響で抑制していた国内工場の生産ペースが、3月末までに正常化する見通しを明らかにした。
【江陵=時吉達也】8日夜、韓国で16年ぶりに姿を見せた北朝鮮芸術団の公演。「統一」を強く意識させる曲目が多く演奏されたといい、観客からは「同じ民族であることを強く感じた」「北朝鮮最高峰のパフォーマンスと聞いていたが、期待ほどではなかった」と評価が交錯した。
安倍晋三首相は8日、「人生100年時代構想会議」で、私立大学の機能・役割の明確化、大学経営陣への外部人材登用といった「大学改革」の検討を本格化するよう指示した。第4次産業革命や少子化といった社会の激変に対応する「人づくり」を進める。改革には大学側の抵抗が強く、首相主導で改革を加速させたい考えだ。
8日午後1時50分ごろ、埼玉県所沢市西所沢の住宅に住む女性の長男(55)が男女2人の遺体を発見し、「室内で人が亡くなっている」と110番通報した。県警は、住人の70代女性と別居の50代次男とみて、身元確認を進めるとともに、男性に複数の傷があることから、殺人事件として捜査を始めた。
平昌冬季五輪の開幕に先立って行われたノルディックスキー・ジャンプの男子ノーマルヒル(ヒルサイズ=HS109メートル)予選で98メートルを飛び、10日の本戦に進んだ45歳の葛西紀明(土屋ホーム)は、「(本戦では)完璧なジャンプを2本揃えて、表彰台を目指す」などと語った。
【花蓮=田中靖人】台湾東部の地震で、日本政府が派遣した警察庁や消防庁などからの専門家チーム7人は8日午後、生命反応を探索する機材を携え、集合住宅兼ホテルが倒壊した花蓮市の現場に入った。7人は海外から唯一の支援要員。
埼玉県川越市は8日、市立高階小学校(同市砂新田)の敷地内にある高階学童保育室で小学1、2年の児童5人に誤って塩素系漂白剤入りの水を飲ませたと発表した。5人は救急搬送された病院で診察を受けたが、症状を訴えた児童はなく、全員帰宅したという。