子どもの臓器 提供できない“虐待疑い”判断基準明確化を提言

15歳未満の子どもが脳死状態になった場合、家族の承諾があると臓器提供が可能になっていますが、国のガイドラインで虐待を受けた疑いがある子どもの場合は行わないことが定められています。ところが、虐待の可能性は低いものの完全には否定できないため、臓器提供が行われないケースがあるとして、厚生労働省の委員会は、虐待を疑う判断基準を「児童相談所などに通告を行う場合」などと明確にし、家族の意思を生かすよう求める、提言をまとめました。