「事件のその後」三島バイク交通死亡事故 加害者のウソを警察が鵜呑みに…遺族が慟哭「夫を亡くしても、私は被害者になれなかった」
帰宅ラッシュを控え、静岡県三島市萩の市道交差点は、いつものように交通量が増していた。乗用車が赤信号に列を作る。その横をすり抜け先頭に立とうとするバイクの集団。みな家路を急いでいた。悲惨な事故が発生したのは、2019年1月22日18時過ぎのこと。会社員の仲澤勝美(当時50歳)が青信号を確認してから原付スクーターで直進したところ、交差道路から赤信号を見落として交差点に進入してきた乗用車に衝突され、胸を強く打つなどして即死したのである。