「昭和には根拠のない希望があった」居酒屋店主が見てきた新橋サラリーマンの“ある変化”とは
2020年3月、東京・新橋で75年続いた居酒屋が閉店した。『蛇の新』2代目店主、山田幸一さんは「失われた30年でこの街は大きく変わった」という。街にどんな変化があったのか。ノンフィクションライターの石戸諭さんが描く-。
2020年3月、東京・新橋で75年続いた居酒屋が閉店した。『蛇の新』2代目店主、山田幸一さんは「失われた30年でこの街は大きく変わった」という。街にどんな変化があったのか。ノンフィクションライターの石戸諭さんが描く-。
【北京=三塚聖平】中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は26日、バイデン米政権が来月にオンライン形式で開く「民主主義サミット」について、「一つの国の基準に基づいて線引きを行い、分裂と対立を作り出す」と非難した。中国を念頭に置いた新たな連携の枠組みになることを警戒している。
世界貿易機関(WTO)のもと一部加盟国・地域でつくる「政府調達委員会」で、台湾の議長への選出を香港が阻止し、議長不在が続いていることが27日、分かった。日米欧など圧倒的多数が台湾選出を支持したが、香港の反対で全会一致方式の選出手続きが停止。同委の機能不全が懸念されている。反対の背景に台湾と対立する中国の意向があるとみられており、同委の参加国から「極めて不適切だ」(米国)などと反発する声が出ている。
国際機関への台湾の参加や地位向上を支持する声が米政界で強まっている。台湾の参加機会拡大を後押しし、台湾へ威圧的な行動を強める中国を牽制(けんせい)する動きだ。これと歩調を合わせ、中国本土からの独立性が揺らぐ香港について、これまで優遇されてきた貿易・金融面の地位を疑問視する見方も強まる。世界貿易機関(WTO)での台湾と香港の対立劇は、そんな潮流に一石を投じている。
蛇口をひねるとジュースが出てくる-。そんな愛媛の都市伝説を現実化した松山市の施設が静かな人気を集めている。愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」と柑橘(かんきつ)をテーマにした「みきゃんパーク梅津寺(ばいしんじ)」。運営するのは農業の6次化を成し遂げた柑橘農家で、農業経営の新たな展開としても注目される。
東京・京王線の車内で10月末、乗客が男に刺されるなど17人が負傷した事件をはじめ、鉄道車内での事件が相次いでいる。刺傷事件が起きた京王線の車両には車内カメラが設置されておらず、迅速な状況把握が課題となったが、関西では首都圏に比べ車内カメラの導入が低調だ。国は鉄道会社に委ねることなく、ハード、ソフトの両面で後押しする必要がある。
絶叫マシンで知られるテーマパーク、富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は、人気のコースター「高飛車」での「ポニーテールお断り」を導入した。ジェットコースター「ド・ドドンパ」で、昨年12月から骨折などの人身事故が相次いだことから、有識者による第三者委員会の指導をもとに施設の安全面を見直し、他のコースターなどで前倒しで取り入れた。その狙いはどこにあるのか。
「ただいま、電話が大変混みあっています」。製品やサービスについて問い合わせるために企業のコールセンターに電話すると、何度も聞かされる自動応答メッセージのフレーズだ。よくある質問と回答を掲載したFAQページで検索してみても望む答えは見つからず、自動応答システムの「チャットボット」に質問したところで埒(らち)が明かない。結局は辛抱強くコールセンターの順番を待ち、人間のオペレーターに頼ることになった、という経験をした人も多いだろう。だが、「意図予測検索」という画期的な技術を採用したFAQページなら、困りごとを入力すれば、98%の精度で適切な質問と回答の組み合わせがヒットするという。「さすがに盛りす…
触ると悪臭を発する「カメムシ」。寒い時期になると暖を求めて家の中に入り込んでくることが多いが、簡単にカメムシなどの害虫を捕獲できるグッズ「ぱっくりん」を島根県出雲市の浜村木材が開発した。結婚当初、カメムシが苦手だった妻のために、専務の浜村拓志(たくゆき)さん(46)が約8年かけて試行錯誤して生み出した力作だ。果たして完成したグッズを妻は喜んでくれたのか。